女性ホルモン(エストロゲン)は、女性の月経周期や生殖機能、女性らしい体作りに作用します。また、エストロゲンは肌や髪の潤いを保つことから、女性の美容に重要な成分と考えられ、いわば「綺麗ホルモン」と呼ぶことができます。しかし、エストロゲンは閉経前後にかけて急激に低下してしまい、女性は多くの肌トラブルを抱えてしまいます。
◆一般的なイソフラボン化粧品原料は、女性ホルモン様物質としては不活性型
大豆からとれるイソフラボンのなかでも、糖の結合していない活性型イソフラボンは、女性ホルモンと構造が類似しており(図1)、穏やかなエストロゲン様作用を発揮します。しかし、現在化粧品原料として利用されているイソフラボン原料の多くが「不活性型」であるという課題がありました(図1)。
◆小野川温泉の豆もやしに着目し、活性型イソフラボンを効率生産
そこでサティス製薬では、山形県米沢市小野川に伝わる伝統野菜、温泉豆もやしに注目しました。温泉豆もやしは、冬に温泉熱で砂耕栽培されるため、根も発達するのが特徴です(図2)。大豆の根は活性型イソフラボンを介して根粒菌と共生しています。そこで、根は活性型イソフラボンをつくる力が高いと考え、開発を進めました。
その結果、活性型イソフラボンを高含有する原料の開発に成功しました(図3)。これを「小野川温泉の活性型イソフラボン」と名付けました。この活性型イソフラボンは、皮膚に高浸透し、シワに効果を発揮することが明らかになりました(図4)。
◆今後の展開
今回開発した新原料『小野川温泉の活性型イソフラボン』を、OEM製造を通じて数多くの化粧品に配合していきます。これにより、本原料を配合した化粧品が、加齢に伴う女性ホルモンの低下による肌トラブル抱えている、1人でも多くの女性の役に立つことを期待しています。また、化粧品を通じて、小野川温泉とその特産品である温泉豆もやしの魅力を発信し、温泉豆もやしの生産拡大と地域活性化に貢献していきたいと考えています。
<補足情報>
◆活性型イソフラボンの角層浸透性
イソフラボンが女性ホルモン様作用を発現させるためには、経皮吸収が重要となります。そこで、温泉活性型イソフラボンと大豆エキス(不活性型イソフラボン)を皮膚に塗布して、テープストリッピング法により角層浸透性を評価しました(図5)。その結果、活性型イソフラボンは角層の浅層から深層までしっかり吸収されており、深層部では不活性型イソフラボンの浸透量の66倍にも達していました。この活性型イソフラボンの浸透性の高さは、構成するゲニステインやダイゼインが低分子であること、脂溶性が高いことに起因していると考えられます。
◆伝統の在来品種、伝統の栽培法、幻の冬野菜、小野川温泉の豆もやし
小野川の温泉豆もやしは、温泉熱を利用した温泉地ならではの伝統農法や在来大豆品種が江戸時代から地元民によって継承され、雪に閉ざされる山形県米沢の厳しい冬の貴重な食物として人々の健康を支えてきました。しかし、現在では、物流の発達、湯治客の減少、地域の高齢化などにより生産者数は大きく減少し、希少な食文化となりつつあります。そこで、米沢市は温泉豆もやしを「米沢ブランド」に認定し、小野川温泉観光協議会とともに地元PRの1つとして取り上げています。
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January 22, 2020 at 11:00AM
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山形県小野川温泉の伝統冬野菜「温泉豆もやし」から、女性ホルモン様作用の期待できる活性型イソフラボン原料を開発 - PR TIMES
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