■化学肥料使わない野菜「心を込めて…」
「地元の子供のため、心を込めて育ててきた。本当につらい」。東京都足立区の農家、宇佐美一彦さん(58)がつぶやく。手にしたのは、土から抜いたばかりの青々とした小松菜。種まきから2か月で迎えた収穫期に廃棄し、ビニールハウスの脇に山積みにした。
約15年前から、給食向けの野菜を約5200平方メートルの畑で栽培。化学肥料を使わない葉物野菜やナスを、区内の小中学校約50校に納入している。
だが、新型コロナウイルスの感染が広がり、3月2日から休校になると、給食用の野菜約1・5トンを廃棄することに。先月下旬には、さらに約1トンを捨てた。廃棄した野菜は枯れ、土にかえるまで放置するしかない。
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May 17, 2020 at 09:38AM
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休校続き、農家「つらい」…給食用の野菜2・5トン廃棄[コロナ最前線@食の流通] - 読売新聞
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