国内の食品流通市場は、国内人口の減少や少子高齢化、共働き世帯の増加などで多様化している。加えて昨年10月の消費税増税以降、消費者の節約志向も強まる。消費者ニーズに即した市場の開拓に力を入れる、食品メーカーや流通業者の存在感が増している。
健康維持・増進に効果
タンパク質(プロテイン)を手軽に摂取することができる食品の市場が広がりを見せている。健康維持・増進に効果が期待できるとして高齢者層に加え、フィットネスクラブに通う女性など幅広い層における需要拡大が市場をけん引している。
伊藤忠食品は昨秋、健康食品のオリジナルブランド「からだスイッチ」シリーズから、プロテイン飲料「プロテインショット」を発売。1本(100ミリリットル)当たりに、「ホエイプロテイン」を5千ミリグラム配合。ホエイプロテインはミルク由来のタンパク質で、体への吸収が早く筋力維持に適しているという。味はヨーグルト風味でさらりとした飲み口。手軽にタンパク質補給ができる。
植物性タンパク質
植物性タンパク質を含む大豆を使用した食品にも注目が集まる。
浜乙女は2月、「大豆のそぼろふりかけ」を発売した。大豆からタンパク質を取り出し、繊維状に加工した。肉のような食感と味が特長の「大豆ミート」を入れた。「肉みそ風味」と「キーマカレー風味」の二つの味を展開しており、どちらもしっかりと味付けし、大豆特有の青臭さを抑えた。ご飯にかけるだけでなく、冷ややっこへのトッピングや卵焼きの具材などアレンジ料理にもぴったりだ。
カゴメは大豆、野菜、果物のミックス飲料「野菜生活 Soy+(ソイプラス)」を販売している。「まろやかプレーン」と「ベリー・プルーン Mix」の2種類を展開。1本(330ミリリットル)で、プレーンが植物性タンパク質6グラム、ベリー・プルーンが5グラム補える。
調査会社の富士経済(東京)は、塩分や糖質などを控えた「ウエルネス食品」の国内市場規模が2019年で前年比1%増の3兆5411億円と試算した。消費者の健康への意識が今後も高まるとみて、メーカーは積極的な商品開発を推進、流通は販売に力を入れていく方針だ。タンパク質関連の商品は、低糖質や減塩などに続く健康ジャンルの一角として、新たなポジションを確立しそうだ。
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