Search

新型コロナ>野菜の通販 急増 店頭の混雑避けネットで安心 福島の農園から首都圏へ:社会(TOKYO Web) - 東京新聞

仕入れた野菜を作業所に運び込む二本松農園のスタッフ=福島県二本松市で

写真

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請の影響で、福島県二本松市の農園が扱う野菜の通信販売の注文が急増している。注文のほとんどは首都圏から。農園の経営者は「混雑するスーパーを避け、新鮮な野菜を自宅に直接届けてほしいという声が多い」と話す。 (長久保宏美)

 東京電力福島第一原発事故直後から、福島県内の農家の安全な野菜の通信販売を手掛ける農業生産法人「二本松農園」の斉藤登さん(61)は、現在、県内五十四の農家と契約を結び、季節ごとに新鮮な野菜をネットで販売している。

 イチゴや小松菜など季節の野菜や果物、加工品約十品目の詰め合わせセットの定期販売の契約者は全国で二百五十人いるが、これとは別に新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、三月上旬ごろから、専用サイトには米の注文が増加した。

 その後、保存のきく、乾燥シイタケ、ミソ、シソの仲間・エゴマの加工品が増え、四月七日の七都府県に対する政府の緊急事態宣言後は、葉物など野菜の注文が増加しているという。

 斉藤さんによると、定期販売契約者以外の月あたりの注文件数は、新型コロナウイルス感染症が問題となる今年一月以前が約百六十件だったのに対し現在は約二百八十件に増加している。今後も注文が増える見通しだ。

 出荷準備をする農園の作業所を訪れると、大量の発送伝票が。そのほとんどが都内や神奈川県など首都圏向けだった。

 斉藤さんは「みなさん不安なのだと思う。原発事故の後も、首都圏から注文が急増した。まず米を確保しその後、野菜と、あの当時と注文内容の変化まで似ている。農家から直接、農産物を買える手段があることは、大事なことですよ」と話す。二本松農園の専用サイトは「里山ガーデンファーム」で検索。

◆人気急拡大 業者「人繰りぎりぎり」

 全国の野菜生産者から会員の消費者に青果を届ける食材宅配オイシックス(東京都品川区)は、入会希望者が増えたため今月に入って新規入会を停止している。「小池百合子東京都知事によるロックダウン発言のあと、野菜やストック品の購入を求める会員が増えた」という。

 千葉市に本部を置き、東京都東部と千葉県内で食品などを宅配する「なのはな生活協同組合」でも、三月以降、野菜や日用品の注文が増えている。新規加入の問い合わせも多く、「買い物に行きたくてもスーパーに行けなくなった」という声が多いという。

 組合では緊急事態宣言発令後も、配達や電話受け付けの業務が増えたため、職員らは出勤を続けている。担当者は「人繰りは今でもぎりぎり。感染拡大が続けば流通が不安定になって、特に日持ちしない野菜の確保が難しくなる不安もある」と話している。 (長竹祐子、森耕一)

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"野菜" - Google ニュース
April 22, 2020 at 12:16PM
https://ift.tt/2KqWHiW

新型コロナ>野菜の通販 急増 店頭の混雑避けネットで安心 福島の農園から首都圏へ:社会(TOKYO Web) - 東京新聞
"野菜" - Google ニュース
https://ift.tt/2CxUiiM
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "新型コロナ>野菜の通販 急増 店頭の混雑避けネットで安心 福島の農園から首都圏へ:社会(TOKYO Web) - 東京新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.