越前市の伝統産業、越前和紙の老舗工房「五十嵐製紙」(同市岩本町)が、廃棄される野菜や果物を活用して紙をつくり、紙文具ブランド「フードペーパー」を展開している。工房の和紙すき職人、五十嵐匡美(まさみ)さん(47)の次男・優翔(ゆうと)さん(14)の「自由研究」がヒントになって生まれた環境に優しい紙だ。 (鈴木啓太)
匡美さんと鯖江市のデザイナー新山直広さん(34)が協力して開発した。国産の和紙の原材料は減少傾向にあり、活用できる素材はないか。昨年開かれた商品や事業のブランド化を学ぶ講座を受講した二人が考える中、着目したのが優翔さんの夏の自由研究だった。
優翔さんは小学四年から中学二年の昨年まで、身の回りにある食べ物や植物で紙をすくなど実験に取り組んでいた。試した素材は、ネギやキャベツ、ミカンの皮などのほか、エリンギやタケノコ、父親がおつまみにしたピーナツの殻まで多種多様。「大人ではなかなか使ってみようと思わないですよね」と、匡美さんはほほ笑む。
優翔さんは研究成果を出来上がった紙とともに資料にまとめた。「せんいが長いのでじょうぶな紙になった」(ネギ)、「細かくてほそいせんいがたくさんあ...
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