農閑期の地場産品の確保につなげようと、生坂村が本年度に取り組み始めたハウス栽培の野菜が、道の駅いくさかの郷の直売所に並び始めた。村内４地区に村が新設したビニールハウスで、各地区の営農組織が葉物を中心に野菜作りを進めている。２９日は、小立野区からホウレンソウや小松菜が出荷された。
小立野にはハウス２棟があり、大豆や小麦を生産する農業団体「まめってえ会」が４種を育てている。昨年１２月初めに種をまいたホウレンソウ、小松菜、かき菜は３カ月ほどで収穫できるようになり、２月下旬から順次出荷を始めた。 初めてハウス栽培に取り組んだ今冬は、暖冬の影響もあってハウス内の温度管理に気をもんだといい、赤羽勲夫代表は「おおむね順調に育ったが、葉の色付きが少し弱いものもあった。１年目の経験を、作付けの拡大につなげたい」と話す。第１弾の葉物が終了したら、カリフラワーやキャベツの苗を定植する予定だ。 ハウスでの野菜づくりは、日岐、下生坂、上生坂でも行われている。県の地域発元気づくり支援金を活用した事業で、昨年から専門家の指導を受け、土壌改良や、栽培講習を進めてきた。
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March 01, 2020 at 03:03AM
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