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酵素・酵母食品、市場規模500億円(健康産業新聞) - Yahoo!ニュース

 2019年の酵素・酵母食品市場は前年比3%減の505億円となった。市場は2017年まで10年連続で成長してきたが、競争激化による商品淘汰、インバウンド需要の一服感、海外向け価格の低下などを理由に停滞した。また、行政から景品表示法違反による措置命令が相次ぎ、市場の冷え込みに少なからず影響した。

■成熟期に突入、2019年は停滞気味

 酵素・酵母食品市場は「プチ断食」「ファスティング」などによる健康維持や体質改善などを目的としたユーザーに支えられ市場を拡大してきた。また、ダイエット、冷え対策、美容サポート食品としての利用も広がりをみせ、中高年女性のみならず、若い女性の取り込みにも成功。体感性の高さから一過性のブームで収束することなく健康食品市場に定着した。さらに、伝統的な発酵食品として、訪日観光客による爆買いの対象になった商品も多数登場。海外需要が増し、中国をはじめ輸出が増加した。

 市場は成熟期に移行する中、ここ2年は今ひとつ盛り上がりに欠ける状態に。取り扱い事業者からは「中国EC法により、インバウンド需要がなくなった」(薬系メーカー)、「相次いだ景表法違反により、利用者の商品購入が慎重になった」(通販メーカー)などの声が聞かれた。また、商材が増え、競争が激化しており、淘汰が始まっている。

 ただ、本紙が全国の受託事業者に実施している「人気受注素材ランキング」調査で、「植物発酵エキス(酵素)」は常に上位にランクインしており、安定した需要があることに変わりはない。最近では、手軽に実践できる“月曜断食”が話題となり、「サポート食品として購入する若い女性が増えた」(通販メーカー)といった声もある。

 製品形態は、主流の飲料をはじめ、打錠、顆粒、カプセルといったサプリメント剤型、ペースト、ゼリー、グミ・キャンディ、スムージーなど種類は豊富だ。特にペースト状のスティック分包品やゼリーは、携帯性に優れ、容量も軽いことから国内外でニーズが増加している。

 販売チャネルは、店販、通販、ネットワークから施設ルートまで多岐にわたる。薬局・薬店ルートでは、大高酵素、大和酵素などが対面販売を重視し継続利用者の維持に努めている。エステサロンの物販では、プロラボホールディングスやグローリー・インターナショナルなどが専売品を展開。近年は、新たな販路としてヨガ施設、美容院、パーソナルジム、鍼灸・整体院などへの導入が進んでいる。

■中国向けは低価格志向に

 海外市場は、中国、台湾、韓国、マレーシア、インドネシア、ベトナム、米国など様々な地域への展開がみられる。中国輸出に関しては、年々、酵素メーカー間の競争が激しくなっている。以前のような高価格帯の商品から値ごろ感ある価格帯の商品を望む声が高まっており、事業者から「物量は変わらないが、売上げは落ちている」といった声も聞かれた。

 一方、東南アジアからの引き合いが増加傾向にあるほか、ここ数年は中近東からの依頼も増えていることもあり、ハラル対応を進める企業も少なくない。各社、国内の地盤を固めたうえで、東南アジアや新興国への販路拡大を進めている。

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February 28, 2020 at 04:50PM
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