マツモトキヨシは11月29日、東京・池袋のサンシャイン60通りの「薬マツモトキヨシ 池袋Part2店」を体験型店舗としてリニューアルオープンした。
従来のドラッグストアは、欲しいモノの買い物が主たる目的で来店している。池袋Part2店では、マツモトキヨシらしい体験・体感・発見がある、他社のドラッグストアでは出会えないコトがある体験型店舗をテーマとした。リニューアルにより、既存店対比で20%増の売上を目指す。
池袋は、都市型店舗の中でも、若年層、外国人を含め、多様な人々が行き交い、多様な商業施設や文化が混在しているエリア。今回、商品の賑やかなラインナップのほか、見るモノ、触れるモノに、東京のトレンド(動き)やエンタテイメント性を感じられる新しさを提供する。
化粧品特化型店舗を打ち出し、取扱アイテム数は、医薬品2100、化粧品1万1000、食品120、日用品1600、合計1万4820SKU。ヘルス&ビューティーを中心とした医薬品・化粧品・健康食品・日用雑貨品・PB「matsukiyo」を展開し、処方せんにも対応する。
マツモトキヨシ取締役の岡澤隆弘ファーマシー事業部長は、「マツモトキヨシが化粧品と医薬品の売上でNo.1となるために、大きな柱となる店舗だ。この店舗での成功事例は、既存店に部分的な移植をしていく。既存店の再生ではなく、伸びている店舗をより伸ばすための改装だ」とリニューアルの狙いを説明する。
建物は地下1階から7階まで8フロア構成で、うち地下1階~地上4階までを店舗として利用。5階~7階は倉庫・事務所として利用している。
地下1階に男性化粧品「Men’s Garage」、医薬品、健康食品、オーラルケア、1階にトレンド発信コーナー「Matsukiyo GO」、メイクアップコスメ、アイスキャンディー「mashup lab」、季節商品を配置。
2階にメイクアップサービス「Makeup GO-round」、スキンケア・カウンセリング、フォトスポット「GO shooting」、3階に処方せん受付、ヘアケア、ベビー用品、日用品、洗剤を展開。
4階はサービスのフロアで、ネイルサロン、エステを展開している。4階は来春にリニューアルオープンする予定だ。
池袋Part2店の顧客を11のクラスターで、他の都市型フォーマット店舗と比較すると、美に対する高感度のお客が多く、20~30代がお客が中心だが、幅広い年代の美に対する意識が高いお客に支持されていることが分かった。
商品政策では、美に対する高感度なお客をターゲットとした話題の商品を積極的に取り入れた棚割りを作成した。
例えば、洗顔基礎棚割りでは、通常棚割りと比較して20%の商品を高感度な商品に入れ替えた。「マナラ」「デュオ スキンケアライン」「アンド ビー」といった新規ブランドを導入した。
池袋地区には7店舗を展開しているが、自社の近隣店舗ともカニバリを起こさない、現状、取り込めていない、バラエティチャネル(ロフト・東急ハンズなどの専門店)のお客の取り込みを目指した。
1階入口には、トレンド発信ゾーン「マツキヨゴー」を配置。店舗中央に話題の商品を集めてコーナー展開する。
店舗中央には、ディスプレイコーナーを設置し、メーカーとのタイアップで、3~4カ月を目途にディスプレイを変更、来店する度に印象の異なる店舗を演出する。
1階にはセルフ方式で販売するメイクアップコーナーを配置。マツモトキヨシ初導入となるブランドや話題の韓国コスメなどを集積し、池袋を訪れる若年層が来店しやすい間口を作った。
新たな提案として、MASHUPと共同で、素材の味を生かした「100%Natural Ice」を開発した。砂糖は全く使わず、健康に必要な栄養素も摂取できるアイスだという。
開店時は、「ブルーアップル」「焼き芋」「みかん」「ココア」「ゆずレモン」「抹茶ココナッツミルク」「いちご」のアイスバー7アイテム各税別500円と甘夏、ぶどうのスーパージュース各450円の合計9アイテムを販売する。
アイスバーとしては高額商品のため、試食販売を通じて、お客の反応を確かめながら、今後の商品展開を検討するという。
2階は、スキンケア・カウンセリング商品を展開するフロアで、体験型店舗の中核フロアとなっている。
無料で行うメイクアップサービス「Makeup GO-round」を導入。オープン時は、ナチュラルでかわいいメイクやメンズメイクに対応する「GO date!」、オフィスメイクとは違ったトレンド感のある、アフター5を意識した「GO nighout!」、アニメ好きが集う池袋を意識した、やみかわメイクの「GO crazy!」の3つのメイクアップを提供する。
気になったメイク用品を試してみたいニーズにも対応し、簡単なメイクであれば10分程度、化粧下地をおとしてから行うフルメイクも40分程度で対応する。
フォトスポット「GO shooting」には、唇をあしらったフォトスポットのほか、スマートフォンアプリと連携し、インスタグラムで店内にさまざまな羽ばたくAR ARTを楽しめる「AR ART」を用意した。
タブレット端末も用意し、AR ARTを活用したメイク体験、話題商品のCM視聴、AR Beauty TOUR!などのコンテンツを提供する。
マツモトキヨシでは、ホールディングス内にトレンドデータなどを分析する専用人員を配置し、消費トレンドの分析を行っている。
これまでの化粧品は、TV・雑誌などのメディアへの露出、CMなどで売れていたが、いまは、SNSによる情報発信で売れる化粧品が増えている。
トレンド情報が細分化されて発信され、それに合わせて商品が売れるため、1つの単品が圧倒的に売れたかつてとは異なる消費動向があると分析している。
3階には、処方せん受付、ヘアケア、ベビー用品、日用品、洗剤を展開する。処方せん受付は、郊外型店舗の場合は、午前中にピークがあるが、都市型店舗では夕方にピークがあるといった特徴がある。
仕事帰りに処方せんの薬を購入したニーズが都市部にはあるため、改装前から処方せんには対応していた。薬剤師を配置しているため、第1類医薬品も販売している。
ヘアケア、ベビー用品、日用品、洗剤など、通常のドラッグストアで展開する生活必需品をそろえることで、ドラッグストアが持つ利便性を提供する。
地下1階は、医薬品、健康食品、オーラルケアを配置。マツモトキヨシで初めて、男性化粧品に特化したインショップ「Men’s Garage(メンズガレージ)」を導入した。
従来から、男性化粧品コーナーは展開しているが、通常は棚割りで3本程度の展開となっている。今回、初めて、店内にインショップ形式で男性化粧品を販売する。
メンズガレージは、男の隠れ家をイメージした店内で、ヘアケア、スキンケアを中心に、一部、男性用メイクアップ商品も展開する。新規導入ブランドとして、「デニス」「アスタリフトメン」「プラウドメン」など11ブランドを投入した。
そのほか、サッカーのボードゲームやフィギアなどを飾った休憩コーナーを設置し、買い物だけでなく店内でゆっくりとした時間を過ごす体験も提供する。
地下1階から地上4階までは吹き抜けがあり、吹き抜け内に投下式の約10メートルのデジタルサイネージを設置した。デジタルを活用した動きのある映像で、これまでにない店内演出をする。
池袋Part2の店長は、「これまでは、サンシャイン60通りを通過するついでに、マツモトキヨシに来店する人が多かった。リニューアルで、池袋の一つのランドマークとしてエンタテイメント性も打ち出し、池袋に行ったら、マツモトキヨシに行きたいと思ってもらえる店舗を作りたい」と語った。
■店舗概要
所在地:東京都豊島区東池袋1-22-8
営業時間:24時間営業
調剤:10時~21時
フロア構成:地下1階~地上4階
売場面積:843m2(ワンフロア181.82m2)
"健康食品" - Google ニュース
November 29, 2019 at 02:44PM
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